歳をとると、腰が曲がり姿勢が悪くなるイメージはありませんか?
原因として、加齢によって筋力が弱ったり、仕事などで長時間同じ姿勢を続けたりすることがあげられます。しかし、「年齢のせいだから仕方がない」「治らないものだからうまく付き合っていこう」と諦めてしまうのはとてももったいないんです。さらには姿勢の悪さが原因で起こる病気があるので注意が必要です。
この記事では、姿勢の悪さの原因やそれによって引き起こるかもしれない病気、改善のための運動を紹介するのでぜひ参考にしてください。
歳をとると、腰が曲がり姿勢が悪くなるイメージはありませんか?
原因として、加齢によって筋力が弱ったり、仕事などで長時間同じ姿勢を続けたりすることがあげられます。しかし、「年齢のせいだから仕方がない」「治らないものだからうまく付き合っていこう」と諦めてしまうのはとてももったいないんです。さらには姿勢の悪さが原因で起こる病気があるので注意が必要です。
この記事では、姿勢の悪さの原因やそれによって引き起こるかもしれない病気、改善のための運動を紹介するのでぜひ参考にしてください。
姿勢が悪くなる症状で一番多いのは、猫背のように腰が曲がった状態(円背・えんぱい)になることです。腰が曲がると、歩くときのバランスが取りづらいので、歩くスピードが遅くなり歩幅も狭くなります。補助として、杖や手押し車(老人用歩行器)を使用する方もいるでしょう。
ここでは、腰が曲がることで起こる体の不調を2つ紹介します。
前述した通り、腰が曲がると歩くときにバランスが取りづらくなるので、転びやすくなります。腰が曲がって歩きづらいのに、さらに転びやすくなってしまっては、歩くのが負担だと感じてしまうのではないでしょうか。しかし歩かなくなることで、体を支える足腰の筋力が弱くなります。今までよりももっと体のバランスが取りづらく、転びやすくなってしまうかもしれません。
転んだときに怖いのが、骨折です。骨は老化によって弱くなりますので、ちょっとした転倒でも骨折しやすく、治りにくい怪我です。場合によっては入院も必要になり、その後のリハビリで苦労するかもしれません。
猫背(円背)は背骨が曲がった状態なので、酸素が取り込みづらく息苦しいと感じやすくなります。さらに、食べ物が飲み込みづらくもなるので、誤嚥(ごえん)になる危険性も高くなります。
誤嚥とは、本来食道へ送られる食べ物が、誤って咽頭と気管に入ってしまう状態です。「むせる」とも言われ、むせると咳き込むといった症状が出ます。
しかし、気道をまもる反射(気道防御反射)が低下している場合には、誤嚥をしてもむせないことがあり、肺炎(誤嚥性肺炎)を引き起こす場合があります。
引用:日本気管食道科学会
高齢者の姿勢が悪くなる原因はいくつかありますが、一番は加齢による筋力の低下です。
背中の筋力が低下し、S字になっている背骨を支えられなくなり、猫背(円背)になってしまいます。また他にも、
■パソコンなどのデスクワークにより、長時間の前かがみ姿勢
■スマホの使用による長時間のうつむき姿勢
■高さが合わないキッチンでの家事
など、長い時間同じ体勢でいると、姿勢の悪さが悪化してしまう危険性があります。
日常の動作で運動することが少ない現代なので、意識して定期的に体を動かし、筋力維持やアップが必要です。
姿勢の悪さでは、コルセットや骨盤ベルトなどの着用をすすめられるケースがありますが、依存しすぎるとかえって腰回りや背中の筋力を弱らせてしまう可能性があります。
背中や腰回りの筋力を鍛え、姿勢の悪さを改善していきましょう。
ウォーキングやジョギングといった有酸素運動は、基礎体力を向上させ、足腰の筋力アップも期待できます。会話ができる程度に息を弾ませるのがおすすめです。運動が久しぶりな方は、ゆっくりとしたウォーキングから始めてみましょう。
姿勢の改善には、腹部や背部(背中)の筋力アップが効果的です。腹部と背部の筋トレを紹介します。
1. 仰向けに寝て膝を立てます。
2. お腹に力を入れて、頭をあげ膝を見ます。
3. 腕を床につけます。腕全体で床を押しお尻をあげます。
4. 1~3を交互に10回程度行います。徐々に回数を増やしていきましょう。
痛みが出るようであれば、無理に頭をあげなくても大丈夫です。
当施設では、別の方法もご提案しているので、ぜひお気軽にご相談ください。
姿勢の悪さを改善したいと思っても、普段からあまり運動をしない方にとって、簡単な運動でも始めるのは大変ですよね。
当施設のマシンなら、姿勢を保つ筋力を効率的に鍛えることができます。理学療法士などの専門資格を持つスタッフが在籍していますので、無理のない範囲で最大限の効果を得られる運動指導も行っています。注意深く観察し、姿勢についてアドバイスしていますよ。
人気のグループ指導では、同じ悩みを持った仲間と情報共有ができます。ぜひプロの力やマシンを活用し、体の負担の心配なく姿勢改善してみてくださいね。