腰痛の原因
腰痛は、日本人の約80%が経験している、いわば国民的な体の不調です。
腰痛の原因は、原因がはっきりしている「特異的腰痛」と、原因がはっきりしない「非特異的腰痛」があります。
特異的腰痛は「腫瘍」「感染」「骨折」「ヘルニア狭窄症」などで、腰痛全体の15%。
非特異的腰痛は、レントゲンなどの画像で原因がはっきりしない腰痛で、全体の85%。ギックリ腰も非特異的腰痛に分類されます。このことから、ほとんどの腰痛は、原因のわからない「非特異的腰痛」だとわかりますね。非特異的腰痛の場合、過度の安静は腰痛を長引かせ再発の原因になると言われています。過度の安静で身体機能が低下し、再発を繰り返す原因にもなっているんです。
引用:理学療法ハンドブックシリーズ3腰痛
腰痛の予防法
腰痛の予防として、まずは長く同じ姿勢でいることを避けるようにしましょう。
また筋力の疲労でも腰痛になるので、痛みを感じたら数時間休み、日常生活は普通に送るように心がけるのがおすすめです。
寝たままでできる体操3つ
1セット10回〜15回で、2〜3セット行います。痛みが増す場合は体操を中止し、医師や理学療法士に相談しましょう。
寝たままでできる体操その1
仰向けに寝転がり、膝を立てます。息を吐きながらお尻を持ち上げ、5秒キープします。できるだけ、体と足が平行になるところまで持ち上げましょう。太ももなどの足ではなく、お尻に力を入れます。
寝たままでできる体操その2
仰向けに寝転がり、膝を立てます。片足を抱えて膝と肩を近づけ、20秒キープします。反対も同じように行いましょう。お腹の力を抜いて、お尻や膝が伸びるようにします。
寝たままでできる体操その3
手と膝をつきます。大きく息を吸いながら背中を丸め、息を吐きながら背中を反ります。腰はあまり動かさず、胸の部分をしっかり動かしましょう。